雑記

好き勝手言います

耳の症状が再発した話

寒い。平安時代のスーパーミラクル大ヒット超ロングセラー天才ブロガーの清少納言先生は、枕草子で「冬はつとめて」とおっしゃったが、怠けきった根性しか持ち合わせていない私のような人間は、先生ちょっと心臓強すぎじゃない?と思ってしまう。冬の早朝の美しさに心を寄せる余裕はあいにく持ち合わせておらず、お布団に包まってぬくぬくしていたい気持ちでいっぱいだ。冬はお布団。お布団最高。

11月の初めに、低音障害型感音難聴(低音の聴力がおかしくなったので、たぶんこの病名。突発性難聴メニエール病と同じ系統の病気で症状の出方によって名前が変わるらしいので、はっきりとは診断されてない)になってしまい、薬のおかげで治ったと思いきや、その数日後に再発してしまい、しばらく耳の不調が続いた。目眩などはなかったが、再発時は頭痛が伴い、低気圧にも過敏になってしまい、かなり翻弄された。調子が悪いと神経質になりがちだけど、神経質になること自体が病状悪化の原因にもなったりするので、神経質スパイラルを抜けるのがけっこう大変だった。

治ったと喜んでいた矢先での再発だったので、「え、繰り返す可能性あるって聞いてたけど、こんなに早く?」と、気分萎え萎え太郎って感じだった。聞くところによると、軌道に乗るときちんと治っていく人が殆どだけど、たまに薬を辞めたタイミングで再発してしまう人もいるらしい。

そんなこんなで体力とメンタルをけっこう消耗してしまったのだけど、薬もきちんと効いてくれて、なんとか無事回復した。元気。やったね。安定しているし、今度こそきっと大丈夫だろう。

…あ、気分萎え萎え太郎っていうのは、激おこぷんぷん丸の仲間ですね。私が勝手に作りました。脳内で。「激おこぷんぷん丸」と「気分萎え萎え太郎」と「ときめきキュンキュンの助」のトリオ。いや、ぷんぷん丸一人だと寂しいかなと思って、勝手に仲間を増やしてしまったんだよね。すみません。ぷんぷん丸が“怒り“というネガティブな感情をJK文化の力で可愛く表現しているのに対し、私が生み出した二人は可愛くない。ダサい。何でも可愛くすればいいってもんじゃないんだぞという反骨精神さえも感じる。(感じません。)「え?何言ってんのこいつ」っていう目で見られたくないので、現実で使ったことはない。使ったことがないのに生き残ってしまっている。脳内で。使いたい人がいたら使ってもいいよ。白い目を向けられることへの保障はしませんが。(なんならぷんぷん丸もほとんど使ったことないし、流行ったのだいぶ前だよね)

そんな不調時に思い付いたことや考えていたことなどをざっくばらんに書いてみようかなと思う。たぶんそんなに面白くはないし、体調が悪いときに考えていた話なので、苦手な人は読まないでもらいたい。

 

 

「耳の調子が悪くても何かを聴くことを徹底して辞めようとしなくていいよ。なんなら、クラシック音楽は耳に良いっていう論文もあるくらいだし。」とお医者さんに言われたので、聴きたいクラシックの曲をいろいろ聴いた。個人的な感覚だけの話だけど、耳がおかしいときは人の声がとてもストレスで、楽器の音の方が癒された。楽器の音より人の声の方が重要視されがちだけど、楽器の音捨てたもんじゃないな、と思った。(別に元から捨ててないけども。)

そんなことを考えながら眠った日、中学生の時の吹奏楽部の顧問の先生が夢に登場した。夢って今関わってる人より、昔の人が登場しがちな気がする。不思議。その先生は某音大出身の人で、専門ではないし喉に不調を抱えてると言っていたけど、歌が上手くて美声な人だったので、夢に現れたのかなと思う。夢の中って現実よりも増し増しの美声で再生されるんだな。私の行っていた学校の吹奏楽部、県の中では割と強い方だったのだけど、その先生がスパルタタイプの人で、私の代ではだいぶ丸くなった方だったけれど、the体育会系文化部という感じだった。ああいうの、吹奏楽部の悪しき文化だと思うね。普通に教えてくれたら分かるし。プレッシャーよわよわ人間の私は常に緊張していて、苦手だった。人としては別に嫌いではないけど、音楽ではもう関わりたくないな。音楽やってると不思議なもんで、音楽での関わりは許せるけど普段の関わり方がよく分からない人もいれば、普段はまあいいけど音楽ではあまり関わりたくない人、というのができるようだ。もちろん、どちらも大丈夫な人もいれば、どちらも嫌な人もいる。

この先生、音楽の授業の内申点、4しかつけてくれなかったんだよな。5くれなかった。リコーダーやペーパーのテストで良い成績出しても4止まりだった。歌がそこまで得意じゃなかったし、緊張に弱かったし、ピアノ弾けないし(これは習ってないと無理だからそんなに影響してないと思うけど)、器用じゃなかったし、この人が気にいるようなタイプの人間でなかったのもあるかな、などいろいろ思うけど、お前には才能がないんだと言われているようでいい気はしなかった。うっせぇ、言われる筋合いないんだよ、そういうので音楽してるんじゃねぇんだよ、と思う。何か理由が理解できてどうすればいいのかが分かればもっと納得感あったのかもしれないが。

その後の過程で関わったいろんな人たちから、他のいろんな評価や反応は貰っているし、特に今は、自分が一番厳しく、かつ否定せず自分を評価していると思っているので、的に当たってない限りは人に何言われてもそんなに気にしないと思うけど、こういう古い、小骨のような評価って、たまに思いがけず、前に進むことを不自由にするんだよな、といったことを思う。

 

耳だと、軽症であっても、けっこう焦る。一応、端くれなりにも音楽もやっているし。楽器できなくなるのは、過去にも「これが最後かなぁ」と思うことは多々あったし、実際やめていた時も何度かあるから、比較的慣れているけど、聴けなくなるのは嫌だな、と思った。音程が狂ったら音楽なんて苦痛でしかないし。音程狂ってないか、度々不安になる期間があった。こんなふうにして、神経質具合が高まっていくのですね。そんなことを考えてるとき、クラの師が、演奏家さんの身体の不調エピソードを教えてくれた。なんとなく癒された。自分の思いもよらないようなことが何かしらの妨げになってることってあるよな、と勉強になった。楽器ができなくなるの慣れてるとか、そういうの思うのやめよう、って思った。

 

目眩出なくて良かった。目眩出ると、きっと動けなくなるだろうから、それはお手上げすぎる。目眩といえば、昔、中学3年生の時の正月に、父親に目眩と吐き気の症状が出て、救急車を呼ぶはめになったことがある。メニエールじゃない?って感じだったが、原因は不明らしい。どうせストレスでしょう。まあ、それ自体は私的にはそれほどなことだったのだけど、そのことを冬休みの宿題の毎日一言日記に書いたら、担任の先生から、「大変だったね。知らなくてごめんなさいね」的な返事が返ってきた。起こった出来事を軽く書いただけで、知ってほしいとか、そういうつもりもなく、ただ宿題だから書いただけだったので、その返事に驚いた。特に出来事を伝えていたわけでもないから、知らないのは当たり前なのだけど、その先生はたぶん、私に何かしらの責任を持とうとしてくれたのだろうと思う。

思い返せば、学校生活のちょっとした理不尽なこと、例えば係の仕事の他の人がやってないのを、まあ自分でやってしまった方が早いしと飲み込んでやってしまったりとか、そういうのに気付いて、「そんなことになってるの気付かなくてごめんね」と言って対処してくれたこともあった。特に不満感じていたわけでも、不満を言っていたわけでもないのだけどね。しかも、飲み込んでしまうことを一度も怒ったりしなかった。普通、自分から言わなくちゃいけないとか、なんとかしようとしないといけないとか、説教する人が多いと思うのだけどね。そういう説教も含めてめんどくさいんだけどね。

その先生は、中3になるまでほとんど関わりがなく、なんとなく厳しそうなイメージだけがあったのだけど、イメージとは裏腹、すごく優しくしてくれた。宿題に、毎日提出する先生との交換日記のようなものがあったのだけど、それまでは1行しか書かないせいで注意されることとかもあったけど、その先生が担任の先生になった中3からはたくさん書くようになった。その人は、定期的に手書きのクラス通信を出して、日記にいいことを書くと、クラス通信に匿名でその文章を引用してくれた。引用してもらえるのが嬉しくて、たくさん書くようになった。匿名なので、こんなこと考えている人がクラスにいるのかぁというのも面白かった。数学の先生だったので、私も数学がとても好きになった。読みやすい整った文字を書く、凛とした声の、旦那さんと息子さんと玉木宏のことが好きな人だった。数学って解き方に個性が出るけど、ごちゃごちゃさせないシンプルな解き方を好む人だった。卒業前の最後のクラス通信で、「ハサミではなく、糊でね」と言って、好きな詩として、茨木のり子の『自分の感受性くらい』を載せた。思えば、茨木のり子を知ったのはこの時が初めてだった。いろいろ覚えてるものだな。受験も、あまり高校とかに興味がないタイプだったけど、この人が良いように促してくれたから頑張ったように思うし。感謝。

 

不調の波の影響で、少々センチメンタルになるような思い出から愚痴のようなものまで、いろいろ思い出したり考えたりした。まあ、こういうことも良いでしょう。薬も効いて、ちゃんと復活できたし。微妙な終わり方だけど、これで終わり。生活習慣気をつける…!!(おわり)

 

*後記*

youtu.be

なんとなく、昨日から、フランス国立管弦楽団のプロコのロメジュリを繰り返し聴いている。この演奏から漂う甘さに、なんとなく興味が湧いている。クラの人、たぶん私と同年代な気がする。
そういえば、ロミオとジュリエットがラストですれ違いになってしまったのって、感染症の濃厚接触者隔離の影響で届くはずの手紙が届かなかったせいなんだよな。(それくらい、シェイクスピアにとって、感染症は怖くて残念で悲しいことだったんだろう)

 

 

 

 

👂memo2👂
(自分のために記録)

14〜16日目:
調子良い。ビタミン剤などは飲み続けている。飲み終わったら病院行かなくて良い。

17日目:
耳に若干の違和感を感じる。

18日目:
耳がおかしい。昨日と比べるとあからさまにおかしい。病院に行く。症状は前回ほど酷くはないものの、再発。ステロイドはあまり続けて使いたくないとのことで、シロップのお薬(イソバイド)を処方される。ネットで調べてみると、不味い薬として有名らしい。これで戻らなかったら再度ステロイドになる予定。飲んでる薬は4種類に。

19日目:
会社に行ったが、調子が悪く、もうどうでもよくなって、午後休む。帰宅して寝る。薬のせい?低気圧のせい?メンタルのせい?体調が悪い。

20日目:
やる気が出ないし調子悪いから、仕事休む。

21日目:
ちょっと復活する。仕事行く。通院日だったので、仕事終わりに病院行く。聴力きちんと戻っていた。薬が効いてくれたらしい。薬が続いていてしんどかったので、さらにステロイドを投薬することになっていたらしんどすぎて無理だった。戻ってくれてよかった。ただ、体調が悪い。頭が痛い。低気圧による影響を和らげるための漢方薬を出してもらう。こまめな水分摂取と有酸素運動を言われる。水分摂取目標は1日1.5L。薬減った。

22日目:
休日。体調悪すぎる。頭痛が酷い。今まで一番痛い。寝込む。シロップの薬2回分残ってるけど、体が拒否して飲めない。全部飲み終わってから新しい薬に切り替えって言われていたが、聴力は戻っているし今日から切り替えることにした。この体調不良が薬のせいなのか、低気圧のせいなのか、よく分からないが、とりあえず頭痛改善の薬飲みたい。薬は2種に。

23日目:
休日。頭痛で寝込む。昨日よりはマシ。夕方動けそうだったので少し外に出て歩く。運動した方がいいのだろうけど、体調悪いとなかなか動けない。

24日目:
頭痛は若干あるもののひとまず動けるし、だいぶ復活したので仕事行く。曇り空で若干雨が降っていたが問題なく過ごせる。

25日目:
低気圧にやられる。頭痛。あとだるい。起きるのがしんどい。仕事休む。薬やめたのに調子悪いってことはやはり低気圧が主な要因のようだ。ただ、あの独特な不快感は薬によるもののような気がする。

26日目:
頭痛あるが動けるので仕事行く。が、全く元気出ない。とりあえず頭が痛い。でも、これくらいならなんとか働ける。今仕事が落ち着いてるのが救い。まあ体調悪けりゃ忙しくても休むけど。有休は権利。使えないなら会社員の意味ない。上司の一言が気に障る。体調不安定で有休乱用しているのを心配してのことだと思うが、余計なこと言わないで欲しい。ちゃんと病院行って改善に努めてるし、あまり体調に対してプレッシャーをかけないでほしい。私は仕事のためではなく、自分の体調のために病院行ってんだよ。この人の弱ってる人にかける言葉が下手くそなのは知ってるが、元気な時なら適当に躱せることも、弱ってると無駄に食らってしまう。神経質になりすぎている。自律神経と情緒が迷子。

27日目:
起床時に頭痛があるものの、それ以外は痛みがない。今日の感じからすると、昨日はとても体調悪かったみたいだ。ケロッとしている。迷子だった奴らが戻ってきてくれたようだ。今日から12月。寒い。
通院日は明日だけど、時間できたので動けるうちに病院行く。聴力は安定している。ただ、耳が治ってるのに、これだけ頭痛が残ってるのが謎らしい。肩こり持ちなので、それが影響しているかもしれないとのことで、頭痛と肩こり緩和の漢方をもらう。薬は2種。頭痛続くようなら一度MRI撮った方がいいかも、紹介状書くから治らないようなら来てって言われた。どうかこのまま回復してほしい。久しぶりに音出しした。

28日目:
起床時に頭痛あり。それを乗り越えたら痛みはなくなる。メンタルのせいもあるかもしれない。いつもよりプレッシャーに弱くなってるし、少々神経質になっている。
仕事終わり、上司と先輩と、雑談+昨日の病院での話。こういうのはできるだけ言っておいた方が配慮してもらえるしな。
夜、なんとなく耳の調子が気になる。若干音が遠いような気がする。気のせい?不安になる。
肉食べたくて、ローストビーフ作る。ローストビーフは、意外と簡単だし、肉食べたい感をかなり満たせるメニュー。後で調べたら牛肉は耳に良さそう。

29日目:
休日。頭痛かなり改善した。体調だいぶ戻った気がするが、元気出ない。ずっとゴロゴロだらだらした。耳に違和感感じる。良くない想像ばかり膨らむ。

30日目:
休日。頭痛なくなったの有難い。聞こえは大丈夫だけど、耳に詰まり感を感じる。今日は動こうと思って、ヨガ。あと家事。心の葛藤ありつつも、元気にならねばと思い、奮発して鰻を出前で取ってやった!!えっへん。バイバイ英世。

31日目:
調子良い。詰まり感も昨日より落ち着いてる。楽器のリハビリで音出しする。高音時に若干の違和感を感じる。ちょっとだけキンキンする。けど、たぶんこの不調は自力で治せそうな気がする。

32日目:
ヨガと耳のマッサージした。やりたいこといろいろあるけど、早めに寝ることにする。

33日目:
耳の詰まり感改善したように思う。元気!水筒のお茶とペットボトルの水一本を就業中に飲み切ることを自分に課す。

35日目:
薬飲み終わる。安定している。元気!

37日目:
休日。ダラダラする。今月は緩めの予定にしてるので何も予定ない。元気!ちょっと夜更かししてしまったのが反省。

38日目:
整体に行く。教えてもらった肩こり改善のツボが良かった。使えそう。ブログも書けた。元気!