雑記

好き勝手言います

美容室

髪を切った。短くなった。

めんどくさがって先延ばしにしていたのを、暖かくなってきたのもあり、やっと切りに行った。

今行ってる美容室、お値段が気持ち高めで、ちょっと遠方であるのにも関わらず、ずっとここに通い続けている。ここに通うまではホットペッパーの初回クーポンが使える美容室に適当に行って切ってもらってたのだけど。

この美容室の何がいいかって、私の
「めんどくさがり屋であまり自分で手入れできないし、こういう風にして欲しいっていうアイデアも持ってないけど、特に何をせずともちゃんと纏まって、尚且つ、いい感じの髪型にして下さい」
という、めんどくさいと優柔不断と曖昧を集めて煮詰めたような注文に、きちんと対応してくれるのである…!!!

きっと美容を分かっている人は、どこの美容室に行っても、「こういう感じの髪型にして下さい」を的確に伝えられるのだろう。

だけど、それができない私のような人間にとっては、こういう痒いところに手が届くような仕事をされてしまったら、それはもうそこに通わざるを得ない。

そんなこんなで、普通は美容にこだわりのある人が美容室にこだわるのだと思うが、私の場合、美容に特別なこだわりがないせいで、美容室にこだわりを持ってしまう状況に至っている。

 

今回担当して下さった方は、私の4つ上のお兄さんで、生き物の中で一番サメが怖いらしい。泳ぐのが苦手だそうで、クマやライオンなどの陸の生き物ならまだ逃げる選択肢があるものの、サメだと何も抗えないままやられてしまう…という理論で、サメが一番怖いらしい。

なるほど。

ちなみに、この話の面白かったところは、美容師さんが腰に付けてるハサミとか入ってるカバンみたいなやつ(シザーケースというらしい)を、今は牛革のものを使ってるけど、スタイリストになりたてのころは、サメ革のものを使っていて、それには、「俺にはサメがついてるから怖いお客さんが来ても大丈夫。サメより怖い人はいない。俺にはサメがついてる。だからこれからスタイリストとして頑張っていくんだ!」という心意気が込められていたらしい。そんで、サメより怖いお客さんに出会ったことはないって言ってた。良かった。

…この話は文章だと面白さが半減してしまう。ぜひ口頭で話したいのだけど、仕方ない。今月の個人的面白かったお話No.1に輝いた。

 

この美容室、なんか変わってるんだよな。

前に担当してくれた男の人は、宇宙人の話をしていて、その話に乗っかって宇宙の法則の話をしてみたら、「そういう話好きです!」っていうものだから、その日は、宇宙人と宇宙についての話をしながら髪を切るに至った。

美容室の雑談ってこんなんだっけ?

 

その前に担当してくれてた女の人は、今はもう退職されたのだけど、最後に切ってくれたときに、好きな芸能人の話をして、そのお姉さんは、「私、B専で、星野源がタイプなんです!」って言う人だった。つい、「好きならB専とか言わずに、シンプルに好きって言いなよ」って言いたくなったけど、さすがにそれはウザすぎると思ったので言わなかった。その代わりに、星野源のアルバムについて話そうとしたら、「あ、私、そういうのは分からなくて、ほんと顔だけなんです」と言われた。このお姉さん、パワフルで面白かった。ちなみに、高橋一生が嫌いらしくて、そのお姉さんがあまりに嫌いだと言うものだから、それがちょっと移ってしまって、私も一生さんのことが少し苦手になってしまった。(高橋さんには何の罪もありません)

ランニング中に捨て猫を拾って、飼ってくれる人を探してるって言ってたので、保護猫の活動してる猫カフェを教えたのだけど、その後どうなったのかな、大丈夫だったかな。

 

書きかけのブログがあったのだけど、その記事が書けなさそうだったので、もっと適当な話をと思って、愉快な美容室について書いてみた。なのでオチも結論もない。けど、全ての人類に言いたい。好きなものには余計なこと言わずに、シンプルに好きって言って欲しい。