雑記

好き勝手言います

紫陽花と雨と傘

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紫陽花を買って、飾った。とても美しくて、すごくお気に入りだ。この写真いろんな人に見せびらかしたい。大人っぽくて、最高じゃないですか。

先日、後輩の子の結婚祝いを選ぶために、お花屋さんをいくつかハシゴした。この機会にと、前から気になっていたお花屋さんも訪問。こだわり強そうなお兄さんのお店で、一輪挿しの紫陽花を発見。紫陽花は鉢で売っていることが多いし、濃い紫色というのもあまり見かけたことがない。ということで、自分へのお土産に購入。紫陽花は一輪挿しだとダメになりやすいから鉢で売ってるって聞いたことがあった気がしたけど、別にそんなに気にしなくていいよと教えてもらった。買ってからかれこれ3週間くらい経ってしまったので、さすがにちょっと崩れてきてしまっているけど、きちんとお手入れしていたので、だいぶ長い間元気でいてくれた。

花の中では紫陽花が一番好きだ。苦手に感じがちな梅雨の時期に、艶々と色っぽく咲くのがとても魅力的だと思う。

昔、インスタでフォローしていた人が、「紫陽花の花言葉は矛盾だらけで、それが割り切れない人の想いみたいで好き」というようなことを言っていて、「うわぁ…私この人の感性大好き…」ってなったことがある。紫陽花は色や種類が多様なので、それに合わせて花言葉も多様で、ざっと並べてみると、『移り気』『浮気』『冷淡』『冷たい』『高慢』『無情』『謙虚』『神秘』『辛抱強い愛情』『ひたむきな愛情』『寛容』『和気あいあい』『団らん』など。これに気付いてそんなふうに解釈できるなんて、なかなかできるもんじゃない。インスタのアカウント一度消しちゃったから、その人のアカウントもう分からないのだけど、こういう感性には憧れてしまう。SNSのアカウントってあまり臆せず削除できちゃうのがいいところだけど、残念なところでもある。

もう一つ、紫陽花とSNSにまつわる話。紫陽花は英語で「hydrangea」といって、「水の器」(【hydro-(水)】+【ange(器)】)という意味があるらしい。なかなかいいネーミングセンスだなと思う。これを知ったとき、知れたことが嬉しくて、Twitterでなんとなく呟いたことがある。そうしたらフォロワーさんが興味を持って調べてくださり、このネーミングをしたのは植物学者の人で、紫陽花が水を好む植物だからというわけではなく、紫陽花の果実が古代ギリシャの水甕に似ているから、という理由であることが分かった。植物学者の誠実な観察眼から来ているのかぁとこれもなかなか嬉しくなった。

コロナ禍の影響で、花を買って飾ったりベランダで育てたりすることが増えて、植物のことが前より好きになった。昔、華道サークルにほんのちょっとだけ入っていたことがあって、その時はそこまで気が乗らなかったけど、機会があったらもう一度ちゃんとやってみたいなと思うようになった。(相変わらず、お金にならないことや役に立たなさそうなことばかり好きになってお金をかけてしまう…)

そうだ。せっかくだから、雨にまつわる好きな話も、ここに置いておこう。満島ひかりさんとオザケンさんの対談動画。動画の1:00辺りから、満島さんの「雨の日の傘の下のプライベート空間(晴れていたらできないあれこれ)」というキーワードを元にした、オザケンさんの【雨の日】というエッセイのようなものが始まる。もし興味のある人がいたら観てほしい。この話を聞いてから、傘は私の中のおしゃれアイテムランキングにランクインしている。(ちなみに他のランクインはカヌレ

youtu.be

そういえば、最近、とある漫画を読み返していたのだけど、この漫画は、自分にとって、傘の下のような作品だなと思う。説明が難しいけど、埋まらない何かを埋めないまま前に進んでいくような作品で、これが人の在り方なんだろうなぁと、それなりに影響を受けている気がする。タイトルは秘密。

 

今回はここまで。ただ好きな話を並べるだけになってしまった。まあそういうのがあってもよいだろう。好きなものを並べるのって楽しい。幸せな気持ちになるし、心強いバリケードのようなものにもなる気がする。それでは、読んでくれてありがとうございました。良い夏をお過ごし下さい。

 

*後記*
この記事、梅雨の間に書き上げようと思っていた記事なのだけど、まだ大丈夫でしょと悠長に構えていたら、なんと、梅雨明け宣言。なんなの。さすがにちょっと早くない?おかげでセカセカと執筆する羽目になってしまった。確かに梅雨は気分下がりやすいし、湿気がムワってするけどさ。私そこまで嫌いじゃないよ、あんたのこと。(まあしょうがないね。切り替えよう。ようこそ、枝豆の季節!!!)